さて、前回は、パッケージの色についてお話をしました、もう少しデザイン面にフォーカスしてみたいと思います。
全てのパッケージ、よく見ると背景の筆の構図が“あるモチーフ”を表していることにお気づきでしょうか?
そうです、実はこのデザイン、京都の街を象徴する「田の字エリア」を抽象的に表現しています。
SHIFTPOiNTの京都スタイル「カビなしコーヒー」シリーズ4種──
祇園mind®︎、先斗chop®︎、寺町gate®︎、烏丸wakeup™︎
のパッケージ背景には、共通してこの「田の字」構図があしらわれています。
これは、単なる街の象徴を超えて、SHIFTPOiNTが大切にしている“身体への思想”ともリンクしています。
私たちはこの「田の字」を、人間の腸に見立てています。
なぜ腸なのか──それは、私たちが日々口にするコーヒーが、腸の状態と密接に関わっているから。
だからこそ、SHIFTPOiNTの カビなしコーヒー は「腸に不要なもの=カビ毒(マイコトキシン)」をできる限り排除することを追求し、その想いをパッケージでも体現しています。
中でも「寺町gate®︎」は、シリーズの中で最も焙煎度が深い“守りの一杯”。
その名前の「gate」は、ただの門を意味しているのではありません。
京都に古くからある地理的概念「洛中・洛外」において、**寺町通は田の字エリア=洛中の西端に位置し、東から吹き込む霊気(=カビや悪しき気)を防ぐ“最終ライン”**として長年信仰されてきました。
つまり、「gate」は“田の字(腸)の守門”なのです。
この発想から、SHIFTPOiNTでは霊気=カビを「中=腸」に入れないという思想を、パッケージと焙煎設計の両面から形にしました。
また、各商品の焙煎度も京都の地理とリンクしています。
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祇園mind®︎(東端)…浅煎り(繊細で爽やか)
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先斗chop®︎(中央)…中煎り(バランスの良さ)
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寺町gate®︎(西端)…深煎り(重厚で守りの焙煎)
このように、京都という土地の意味・東西の流れ・腸という人体の中心を一つに融合させ、SHIFTPOiNTの「カビなしコーヒー」はデザインから味わいまで設計されています。
ただのコーヒーに見えて、実は奥に深いコンセプトがある。
そんなSHIFTPOiNTの一杯が、今日もあなたの身体の中で、静かに守り続けてくれることを願っています。